もの忘れ、忘れ物、うっかり、不注意、ケアレスミス

 年齢によって次のようなことが考えられます。

全ての年齢の方

 ”うつ状態”になると集中力が低下することがあり、集中力が低下すると記憶力も低下するために、もの忘れや不注意が出てくることがあります。この場合、”うつ状態”に対する治療をすることで、もの忘れや不注意が改善されていくことが多いです。

こども

 周囲のお友達や兄弟姉妹と比べて、忘れ物や不注意が目立つ場合にはADHD(注意欠如多動性障害)の症状のひとつである可能性があります。その場合、家族など周囲の方が適切な対応を身につけて暖かく見守ることにより改善することもありますし、程度や年齢によりますがクスリの治療も用意されています。

おとな

 大人になってから不注意が意識されるようになるADHD(注意欠如多動性障害)もあります。”大人のADHD”とも言われています。

高齢者

 人は体力が年々衰えるのと同様に記憶力も年々衰えていきますので、もの忘れがあっても病気ではなく加齢による正常の範囲内ということも多いです。ただ、認知症の症状のひとつである可能性もありますので、不安な方は一度受診してみるのがよいと考えます。認知症の進行を鈍らせるといわれているクスリもあります。


心療内科・精神科・児童精神科

なかいクリニック

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